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131 道のユニバーサルデザイン〈誰だって街を歩きたい〉
著者:鈴木敏
出版社:技報堂出版
発行年月:2006年10月
価格(本体):2,400円
関連サイト:Lunch Forum 2007.02 http://archism.org/works/02-28-lunch-27-news.htm

ユニバーサルデザイン7原則に照らし、誰もが、どのような状態でも、安全に抵抗なく、感じるままに歩ける道をデザインする。交通バリアフリー法、道路交通法に則った勾配や幅員をもとに、道路のデザインイメージが示されている。横断歩道前の縁石や歩道と車道の境界は、車いす利用者を考慮し、目の不自由な人に車両が走るスペースを認識するガイドとする2cmの段差を設ける。「誰もが使えるようにするためには、だれかに少しだけ不自由をかけることがあり」、「すべての人が安全で快適に通行できるよう工夫をし、譲り合うことこそがユニバーサルデザイン」と、人だけではなく、車両のスムーズな交通も含めると、UDといえど(UDだからこそ?)解決策はないのだな、と感じた。

132 三陸鉄道 情熱復活物語 笑顔をつなぐ、ずっと
著者:品川雅彦
出版社:三省堂
発行年月:2014年7月
価格(本体):1,500円
関連サイト:三陸鉄道株式会社 http://www.sanrikutetsudou.com/
山田線:復旧へ着工…18年度の全線開通目指す 毎日新聞 2015年03月07日 http://mainichi.jp/select/news/20150308k0000m040043000c.html

三陸鉄道は1984年4月開業。北リアス線は、久慈(くじ)から宮古(みやこ)まで、南リアス線は、釜石(かまいし)から盛(さかり)まで、北リアス線最南宮古駅と南リアス線最北釜石駅の間はJR山田線が、かつて陸の孤島と言われた岩手県沿岸部を縦に走り、点在する街々をつなぐ。ところが、2011年3月11日激震、沿岸部を走るゆえに津波で流され、線路は深く分断された。津波発生当時テレビニュースでも幾度も取り上げられた。3月16日部分運行再開から、2014年4月5日全線運行再開までの、三鉄社員全員でベストを尽くした、道のりの物語。付録「写真で振り返る三陸鉄道東日本大震災からの復興と再開」で、本文の物語をカラー写真で見られる。発行当時具体的動きが見られず、心配されていた、JR山田線復旧着工のニュースが2015年3月7日にあった。

133 住つなぎのススメ 高齢社会をともに住む・地域に住む
編著:住総研高齢期居住委員会
出版社:萌文社
発行年月:2012年12月
価格(本体):¥1,500円
関連サイト:つながるKYOTOプロジェクト よっとーくりゃす http://datsumuensyakai.jimdo.com/
特定非営利活動法人一期一会 風の丘 http://www.ichigo-ichie.com/
コミュニティーハウス法隆寺 むかちゃんの「農ある暮らし」 http://www.asunet-nara.com/home/

高齢社会では人生の半分が老年時代。制度やネットワークによって支えきれない高齢期の生活は、人と人とつながりで隙間を埋め、暮らしを全うする。相当細くなってしまったつながりを再び育むため、ともに地域で住み、住まいとまちをつなぎ、人と人をつなぐ住み方を実現したいと、各地でトライされている住み方を紹介。愛知では、人にやさしい街づくり賞受賞の、まちの縁側クニハウス、ゴジカラ村のぼちぼち長屋が登場する。時間経過とともに仲間が高齢になったたため解散したグループがあったり、何年か先には違う方法や場所を予想している事例もあり、地域も人も住宅も変化は避けられない。

134 駅をデザインする(ちくま新書)
著者:赤瀬 達三
出版社:筑摩書房
発行年月:2015年2月
価格(本体):\980
関連サイト:サインシステム計画学―公共空間と記号の体系 (鹿島出版会/2013年) http://www.kajima-publishing.co.jp/cgi-bin/www/search222.cgi?A=detail&isbn=isbn9784306073036&db=book
バリアフリー化された駅の空間イメージ(交通エコロジーモビリティ財団ホームページ) http://www.ecomo.or.jp/barrierfree/result2008/data/sign_2008_1.pdf

公共サインの歴史と計画設計に関する専門書をカラー写真入り新書で刊行。 専門家でなくとも無理なく読める。大都市の鉄道駅は、様々な利用者が1日に何万人と行き交う、公共の場で、ひとつの街である。どの駅も、とにかくわかりにくく、人々は日々混乱を繰り返し、日本で鉄道ネットワーク化の始まった50年前から改善されていない。土木、建築、設備、と縦割りで工事が進み、案内サインもシステム化されておらず、利用者はかえりみられない。混乱を乗り越えた好事例として、案内サインでは、営団地下鉄やつくばエクスプレスなど。空間構成では仙台地下鉄南北線や国会議事堂駅前出入口など。

135 そのとき、被災障害者は・・・ 取り残された人々の3・11
編者:東北関東大震災障害者救援本部、いのちのことば社
出版社:いのちのことば社
発行年月:2015年4月
価格(本体):\1,800

障害者たちが震災を如何に生き延びたか、生き残った人たちの証言。被災した障害者たちへの支援は何が求められたか、試行錯誤で繰り返される支援者たちの叫び。関わった人たちから何度も聞かれたことではあるが、避難先、避難所や仮設住宅の問題・課題は、もともとそこにあった問題が表面化し、障害者が地域で当たり前に暮らす、そのことが難しいということが顕わになった、のである。復興、その先は遠い。

136 老人介護 常識の誤り
著者:三好春樹
出版社:新潮社(新潮文庫)
発行年月:2006年5月
価格(本体):\438
関連サイト:生活とリハビリ研究所 http://www.mdn.ne.jp/~rihaken/

老人の、呆けとと寝たきりはセットである。家庭では愛憎があるため3年かかるが、鍵をかけることに躊躇のない施設では、歩いて入院した呆け老人が一晩で寝たきりになる、という。医療では元気か病気かの2分法から、介護では生活を持ち込み、老人の尊厳を守る。障害分野での医療モデルから社会モデルへ、をこれから老人介護をはじめようとする人向けに、ベッドの選び方や入浴方法など具体的に解説している。

137 商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道
著者:新雅史
出版社:光文社(光文社新書)
発行年月:2012年5月
価格(本体):\740
関連サイト:NHKジレンマ http://dilemmaplus.nhk-book.co.jp/person/5764

商店街は昭和の高度成長期に賑わい繁盛した。多くの零細小売りの自営業者をを支える事から始まり、商業組合法や商店街振興組合法などで商店街は成立、成長した。大規模小売店舗法いわゆる大店法、商業調整協議会により自滅の道を歩み、コンビニの広まりに反して、地域とともに小売業は崩壊していった。規制と給付のバランスを考え、自営業商店や商店街の復活を提案している。

138 ボケてたまるか! 62歳記者認知症早期治療実体験ルポ
著者:山本朋史
出版社:朝日新聞出版
発行年月:2014年12月
価格(本体):\1,200

表題の年令までまだ5年もあるが、物忘れがちょっと心配な時もあったり、やばい。歳を取るとはこういう感じなのか、と思うときもある。ボケない食事や生活習慣などを話題にしたテレビ番組が毎日のように放送されるが、高齢社会とは、大勢の認知障害がある人が街で暮らすということなのだ。このような当事者の声が、街づくりや社会のしくみを考える事につながるといい。是非読んで欲しい本。

139 不可能を可能に 点字の世界を駆けぬける
著者:田中徹二
出版社:岩波書店(岩波新書)
発行年月:2015年8月
価格(本体):\780
関連サイト:日本点字図書館 http://www.nittento.or.jp/index.html
サピエ https://www.sapie.or.jp/cgi-bin/CN1WWW

点字が読めることで失明後の人生が広がり、出会いがあった著者は、日本点字図書館に長く務め、現在は理事長。6点の組み合わせでなる点字はコンピュータと相性がよく、デジタル化が進んだ。読書はもとよりメールなど情報のやりとりなどバリアフリーになった。音声のデジタル化DAISYは視覚障害だけではなく、学習障害が読めるデジタルマルチメディア図書も含む。

140 苦闘 元の街に住みたいんや!−神戸市湊川町・住民主体の震災復興まちづくり−
著者:中山久憲
出版社:晃洋書房
発行年月:2008年3月
価格(本体):\2,300

湊川町の被災者・住民が、復興事業の手法合意に至る経過と事業化後の問題解決の工夫など、復興まちづくりを進めた苦闘の記録である。著者は住民主体の復興まちづくりに行政として側方支援を担当した神戸市兵庫区役所まちづくり推進課長であり、住民主体型まちづくりの難しさは、手法の決定、まちづくり協議会役割の誤解、対応可能な法律がない(解りにくい?使いづらい?)、権利の違い、情報の伝わり方の違い、住民間のトラブル調整、第三者の介入などの課題をまとめている。

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