31 ラッキーウーマン マイナスこそプラスの種! 重度脳障害の娘を育てていく過程で見つけたいくつものラッキー。おもちゃライブラリー、メインストリーム協会の活動からITで、障害者というマイナスなことばではなく、チャレンジドたちが納税者になることを実現する。出会いが出会いを呼び、ユニバーサル社会基本法案つくりにかかわっていく。前半は「ナミねぇ」が形成された少女時代が語られる。 |
32 中部国際空港のユニバーサルデザイン―プロセスからデザインの検証まで 誰もが使いやすいというコンセプトの基つくられた中部国際空港。愛知万博開催とともに、UD研究会が設置されたことで話題になった。アクセス、情報提供、ユーティリティ(トイレ)、ホスピタリティ(ホテル)について、個々のデザインについてコンセプト→プロセス→評価が記録されている。UDをつくるキーワードコラムが、かかわることの大変さとそれらに見合う成果があることを物語る。 |
33 ゆうことカリンのバリアフリー・コミュニケーション 聞こえない世界は理解しがたい?いや、理解し合えるというカリンさん。「見えにくい」障害を説明し続けるというゆうこさん。聞こえない人と見えない人は理解し合えないか?とスタートしたプロジェクトで、この本は三年がかりで作成された。日々の暮らしの中で見つけた、必要に迫られてのコミュニケーション方法を紹介しながら、じつは、コミュニケーションの極意を教えてくれる。なるほど!とマンガも面白くて引き込まれ、一気に読めて、しかも奥が深い一冊。 |
34 モニターが創ったバリアフリーのまち 高山市まちづくりレポート 観光地高山の観光客数が落ち込んだ平成5年。観光地として復活するため、高齢化率の高い地域として「バリアフリーの街づくり」施策を打ち出した。平成8年から15年にかけて13回の障害当事者によるモニター旅行を元に、バリアフリー施策を実行した記録。数多くのモニターの生の声がそのまま書かれている。それらの厳しくもやさしい声に応えるべく、対応された施設整備や実際の対策が観光客を呼んでいるようである。平成13年に開催「全国ノーマライゼーション推進高山会議」でバリアフリーの街づくりの成果が発表された。 |
35 顔出し看板大全カオダス まちのキャラクター金太郎からひこにゃんまで 「ええとこ滋賀探検隊」電子会議室オフ会のメンバーが、2003年、滋賀県県民文化活動チャレンジ企画に応募した。洒落で、といっていたのに、滋賀県「顔出し看板」発掘再生新規開発プロジェクトが、助成金をゲットし、顔出し看板コンクールをおこなった。コンクール最優秀賞は「いぶきやさぶろう」、平成の大合併で「伊吹」の名がなくなった今も「いぶき」の名前を発信している。応募作品には、歴史上のキャラクター、お祭り、滋賀県の動物、琵琶湖などが題材にされて、市民がまちを発見することでまちづくりに活かされる。 |
36 参加型・福祉の交通まちづくり 交通バリアフリー法により、市民と進めるバリアフリー整備のためのテキスト。福祉の交通まちづくりの、市民参加の進め方→市民参加の課題→提言。特に、市民参加の手法としていくつかのワークショップのやり方について報告しており、(車いす体験やマップづくりなど)実際のワークショップに役立ちそうである。基本構想策定された13事例。交通バリアフリー法に基づく移動円滑化基本構想策定済み市町村一覧付。ちなみに愛知県内は、春日井市、岡崎市、名古屋市。 |
37 知っていますか?聴覚障害者の暮らし 一問一答 「耳が聞こえないって、どんな障害なの?」からはじまる、Q&A集。TVドラマや映画などの影響か手話が人気である。手話講座が開かれたり、手話通訳をめざす人もいる中で、聴覚障害者は、まだまだ、理解されているとは言い難い。仕事、学校、制度、手話、要約筆記、などが簡潔に記されている。 |
38 先端のバリアフリー環境―カリフォルニアにみるまちづくり カリフォルニア大学バークレー校には障害当事者が自らつくった障害学生プログラム(DSP)がある。現在、日本でも運動が広がっている自立生活センター(CIL)の発祥の地でもある。障害をもつアメリカ人法(ADA)に先駆けたサンフランシスコ湾岸地域のバリアフリー環境を紹介する。様々な用途の建物、住宅、交通について紹介し、日本の現状(1996年当時であるが、まだまだ「課題」のママもあり)と比較している。統合教育(フルインクルージョン)も同列で紹介される。最後に、まちづくり、子ども環境、教育環境についての課題と提言が示されている。 |
39 地域コミュニティ論―地域住民自治組織とNPO、行政の協働 |
40 交通論を学ぶ 交通権を保障する交通政策の実現を 交通の、歴史、理論、現状分析、政策を体系的にまとめている入門書。クルマ依存社会と地域社会の崩壊、コミュニティバス増加の背景、など身近なことがらから、グローバル化する物流、交通労働、規制緩和による変化まで様々な面から交通について知ることができる。最後は総合的な交通政策の必要性を説く。参考文献(専門書だけでなく岩波新書なども)やインターネットで検索できるサイトの紹介がある。 |
〒463-0096
名古屋市守山区森宮町100番地
TEL/FAX 052-792-1156
Eメール hitomachiあっとまーくnpo-jp.net
(迷惑メール対策のため@をあっとまーくに変えてあります)