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121 子どもの貧困U―解決策を考える(岩波新書)
編者:阿部彩
出版社:岩波書店
発行年月:2014年1月
価格(本体):820円
関連サイト:子どもの貧困対策法(子どもの貧困対策の推進に関する法律)2014年1月施 行 http://www8.cao.go.jp/kodomonohinkon/index.html

2008年に相対的貧困率が公表された。貧困率の上昇が既に20年以上も続いている。20年前というと貧困という言葉でさえ他人事であった私たちが気がつくことはなかったが、格差は拡大してきたのである。前著『子どもの貧困』で現状を知り、続くこの『U』では、貧困の要因、社会政策の手法論について論じ、現金給付、現物給付、教育と就労における政策、子どもの貧困を測定する指標、について政策提言する。これという決め手はなく、政策のアイデアを読者に考えてもらうことも提案されている。

122 奈良町の暮らしと福祉 市民主体のまちづくり(居住福祉ブックレット)
著者:黒田睦子
出版社:東信堂
発行年月:2006年6月
価格(本体):¥700
関連サイト:公益社団法人 奈良まちづくりセンター  http://www4.kcn.ne.jp/~nmc/

歴史的町並み運動が起こった1970年代「町並みはみんなのもの」のかけ声から、奈良まちづくりセンターがスタート。寂れていく奈良町から住みたくなる街になるまでしつこく取り組む。JR奈良駅建て替えから駅舎の保存も成功させた。

123 住むことは生きること 鳥取県西部地震と住宅再建支援(居住福祉ブックレット)
著者:片山善博 鳥取県知事
出版社:東信堂
発行年月:2006年10月
価格(本体):¥700
関連サイト:鳥取県西部地震被災者向け住宅関連施策  http://www.pref.tottori.lg.jp/12722.htm
      兵庫県被災者住宅再建支援制度調査会 最終報告(PDF:52KB)http://web.pref.hyogo.jp/wd34/documents/000013570.pdf

2000年(平成12)10月、阪神大震災級大地震が鳥取県を襲った。2002年第1回居住福祉推進フォーラム(日本居住福祉学会)で、住宅再建に向けた取組について、当時県知事が話した。住み続けることが希望であると、フォーラムで鳥取宣言が採択された。

124 風になる―自閉症の僕が生きていく風景
著者:東田直樹
出版社: ビッグイシュー日本
発行年月:2012年12月
価格(本体):¥1,429
関連サイト:東田直樹オフィシャルサイト 自閉症の僕が跳びはねる理由  http://naoki-higashida.jp/
      路上で発売中!ビッグイシュー販売者からご購入ください。
      『ビッグイシュー日本版』大人気コラム「自閉症の僕が生きていく風景」待望の単行本化
      http://www.bigissue.jp/books/index.html

不思議だ。自分の障害のことや感じていることをこれだけ理路整然と文章に書ける。なのに、自分で声の大きさや独り言をコントロールできない。会話でコミュニケーションが取れない重度の障害。「身体は脳に支配されていて、心は自由だ」と言う。自由な心で想像した物語が何冊も出版している。

125 累犯障害者
著者:山本譲司
出版社:新潮社(新潮文庫)
発行年月:2009年4月
価格(本体):¥520
関連サイト:ふらっと人権情報ネットワーク/罪を犯した障害者もともに暮らせる社会を  http://www.jinken.ne.jp/other/yamamoto/

累犯障害者は、刑法56条で言う累犯者ではなく、「次から次に犯罪に結びついてしまう障害者たち」という意味。筆者が刑務所で出会った人の事件や被告が障害者という事件のその後を追った。下関駅放火事件、レッサーパンダ帽の男・女子大生刺殺事件、宇都宮・誤認逮捕事件、浜松・ろうあ者不倫事件、など、どの事件も切なくやるせない。障害者全体から見ればほんの少数であるが、障害者の実態に近く、社会の陰の部分が見えてくる。このように実態が明らかになったこともあり、2009年からは、厚労省施策で地域生活定着センターが新設されたり、法務省矯正局で78カ所刑務所に社会福祉士を配置したり、明るい兆しも見えている。

126 恢復する家族
著者:大江 健三郎 画:大江 ゆかり
出版社:講談社(講談社文庫)
発行年月:1998年3月
価格(本体):¥724
関連サイト:リハビリテイション世界会議、東京、1988年「文学からリハビリテーションを考える」  http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/conf/jsrd/z00006/z0000601.html

若い一人の小説家が障害のある息子を受容する、障害のある青年が自立し社会を受容する。光が生まれてからこれまでの暮らしのなかで、どの家族でも体験するような、ユーモアあふれる家族同士のやりとり、父親の悩みや混乱や楽しみ、それらから、人間らしい暮らしとはなにか、共に生きるとはどういうことか、考えさせられる。著者が光のことを書いた小説『新しい人よ眼ざめよ』(講談社1986年6月発行)は1983年度大佛次郎賞を受賞。

127 困っているひと
著者:大野更紗
出版社:ポプラ社(ポプラ文庫)
発行年月:2012年6月
価格(本体):¥640
関連サイト:シャバはつらいよ  http://www.poplarbeech.com/shaba/007695.html

ビルマ難民研究とNGO活動に没頭していた大学院生が、ある日突然、自己免疫疾患系の疾患を発症し、困難に陥り、難民=難病マイノリティになってしまった顛末。病を得てからの家族や友人との関係、高度なコミュニケーション能力が求められる多忙な病院生活、お金がかかる難病治療、大学院生でも理解不能な障害者福祉制度、生きるための住宅探し。1年間の検査期間(稀少な病気とはいえ診断までが長い!)、9ヶ月間の、想像もできない過酷な状況をギャグ満載で書き綴る。

128 地方消滅 東京一極集中が招く人口急減
編著者:増田寛也
出版社:中央公論社(中公新書)
発行年月:2014年8月
価格(本体):¥820
関連サイト:日本創成会議 人口減少問題検討分科会  http://www.policycouncil.jp/

2014年5月「消滅可能性都市」が発表された。国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」によると、2010年1億2806万人から2100年4959万人。人口は減る。人口減少社会は必ずやってくるが、その先の、人口急減、極点社会だけは避けなければならない、少しでも緩やかに減少できるよう、人口の大都市圏への集中という大きな流れを変えなければならない。流れを変える政策がいくつも提案される。が、高齢者政策を見直したところから費用を捻出し、子育てしやすい社会づくりに使うことは、合意が得られるだろうか。

129 点字ブロック 日本発 視覚障害者が世界を安全に歩くために
著者:徳田克己、水野智美
出版社:福村出版
発行年月:2011年9月
価格(本体):¥2,800
関連サイト:点字ブロックの設置ガイドブック http://iatss.or.jp/pdf/tenji.pdf

第2章「海外における点字ブロックの設置状況」点字ブロックは日本だけではなく、世界中で使われている。ブロックの形状や大きさが違うものもあるが、誘導する線状と警告を示す点状、という基本ルールは同じ。第3章「点字ブロックの誤りと適切な設置方法」交差点の歩道部分、階段、駅ホームなど、危険な箇所での指摘は有効だ。誘導する線状ブロック上に壁、車止め、歩道橋などが突然現れる例は本当に危険。著者が通報し、改良された例もあるそうだ。最後に警告の点状ブロックを「滑り止め」など目的外使用の例もいくつか。知らないということは恐ろしいし、危険が伴う。

130 障害者旅行ハンドブック
編集:もっと優しい旅への勉強会 監修:草薙威一郎
出版社:学苑社
発行年月:1995年7月
価格(本体):¥1,942
関連サイト:1991年「誰でも自由に、どこへでも」旅行ができる社会環境づくりを目指し た勉強会が発足した。
もっと優しい旅への勉強会 http://www.yasashiitabi.net/index.html

旅には、移動、宿泊、情報が重要であるが、本書では障害をもつ人や高齢者の旅に関する課題が整理され、先進的事例のホテルや旅行社などが紹介されている。障害をもつ人の旅をテーマに日本で初めて1994年2月「もっと優しい旅へのシンポジウム」開催。福祉のまちづくり条例づくりの取組が各地ですすめられ、期待されていることが報告された。当愛知県では1994年に人にやさしいまちづくり条例が制定されている。

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