51 ひと目でわかるシンボルサイン 標準案内用記号ガイドブック 2002年FIFAワールドカップ開催に合わせ、2004年開催の愛知万博にも活用できるように、1999年から国土交通省の呼びかけで「一般案内用図記号の統一化の検討」が行われた。ISOおよびJISに定められた理解度・視認性調査は、消費者団体、障害者団体、民間企業、外国人留学生ら、1000名を超える協力者による。それに基づく図形の調整(リ・デザイン)を行い、2001年3月に125項目の「標準案内用図記号」を決定、公表した。110項目はJIS化されている。案内用図記号(ピクトグラム)の使い方、最小サイズ、明度差や反転のルール、図の組み合わせ方、などが示されている。 |
52 すべての人にやさしいトイレをめざして 「公共交通ターミナルにおける高齢者障害者等の移動円滑化ガイドライン検討委員会」トイレ研究会報告書 国土交通省の移動円滑化ガイドライン作成の委員会「トイレ研究会」の報告書が本になった。身体障害者用便所(優先または専用)から「多機能トイレ」への移行は、オストメイトへの対応が背景にある。高齢者、妊婦、乳幼児連れの人たちの利用を広げる動きを受け入れつつ、数を増やし、ユーザーの立場で検討されていく。一般トイレ内の「簡易型多機能便房」が登場する。 |
53 知的障害のある人のためのバリアフリーデザイン |
54 講談社の創作絵本「てーほへてほへ―奥三河・花祭」 (大型本) こうた君が東栄町のおじいちゃんのところへ出かけ、いとこたちと舞を習い、本番を向かえる、奥三河地方に伝わる花祭りを描いた絵本。配達の酒屋さんの前掛けに「蓬莱泉」とあったりするが、2008年現在すでにこんなシーンは見かけなくなった。人にやさしい街づくりアドバイザーで新城市(鳳来町)で市民活動を続けている、前澤このみさんが著者に取材先を紹介した。前澤さんからいただいた大切な一冊。 |
55 自立を選んだ障害者たち 愛知県重度障害者の生活をよくする会のあゆみ 市民運動としてささやかに立ち上がった1970年初頭から2000年までの活動の歴史が縦糸、それに関わった人を横糸として「自立」とは何かを掘り下げる。運動史と個人史がそれぞれ詳しく書かれてあり、人にやさしい街づくり連続講座で講義となった内容がさらに深まる。理想論ではなく、目の前に起こる課題一つ一つに取り組んできたことがよくわかる。日本の土壌から生まれた自立運動で形成された「自立観」である。 |
56 福祉を変える経営 障害者の月給一万円からの脱出 クロネコヤマト宅急便生みの親、小倉昌男が財団をつくり挑んだ「月給一万円」からの脱出方法。共同作業所経営セミナーのレジメを元に書かれた。見えない差別が未だにあることを知り、経営者としての意識改革が必要だと何回も言葉を換えて訴える。具体的なケースとして、パン製造販売、豆腐製造販売、クリーニング、ビル清掃、家庭用品等の宅配なども紹介されている。 |
57 条例のある街 障害のある人もない人も暮らしやすい時代に 2004年千葉県障害者計画の報告書に千葉県独自の差別禁止条例を検討すると書かれていた。公募委員による障害者差別をなくすための研究会で、条例案を作成。議会でいったんは取り下げになったものの、県側から修正案が提出され、再度、議会の議論に上がり、2006年10月「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」成立した。報告書作成から条例成立まで関わった研究会座長の記録。「差別」とは何か?を考える。 |
58 よみがえれ城下町 犬山城下町再生への取り組み 都市計画道路の拡幅からはじまった犬山スタイルのまちづくり。行政と住民組織が対等に話し合えるようになり、住民のまちづくり意識も、行政マンの意気込みも高まる。犬山祭りに代表されるまちの歴史が、町衆の心意気を支えている。犬山のまちづくりに関わった人たちのインタビュー、対談で構成される。 |
59 居住福祉と生活資本の構築 |
60 野村文枝の本 学習もだいじ 実践もだいじ 名古屋の「ボランティア」の草分けである野村文枝さんが40年にわたるボランティアの活動の記録をまとめた。PRチラシより→住み慣れた地域で、これまでと同じように家族や友人たちと笑ったり、怒ったりしながら老後を過ごせたらどんなにいいだろう。これから老後を迎える人たちの実践にも参考になる体験記録がいっぱい。「学習も実践もどちらも大事」野村さんの呼びかける声が聞こえてきます。 |
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