41 人間の顔をしたまちをどうつくるか |
42 新都市計画総論 土木工学や建築学を学ぶ学生向けの教科書。日本の都市計画制度(明治維新後)、土地利用の計画、都市施設の計画、市街地の開発、市街地の再開発、と概要が事例(写真や図など)とともに紹介される。最後の章は「都市の環境計画」として、今後の都市計画の方向性が示されている。そのなかでは「人にやさしい街づくり」についても概要が紹介されている。 |
43 サイン環境のユニバーサルデザイン 計画・設計のための108の視点 |
44 シリーズ ケアをひらく「見えないものと見えるもの−社交とアシストの障害学 」 社会学者にしてプログラマ、全知にして全盲、強気にして気弱・・・な著者が、障害とは?介護する・される関係とは?を語る。大量の本を読むため、必要な道具(ソフト)は自分で作る。高度に文明化された社会の感情労働者(看護師、キャビンアテンダントから風俗嬢まで)。映画「A.I」「街の灯」K.カーター「ハゲワシと少女」、纏足と弁髪、ネットオークション、M.エンデ「モモ」。これらが障害学と結びつく。行きつ戻りつしながら、希望が見える。 |
45 まちづくり極意 くわな流 「まちづくり市民力は千羽鶴のように」ひとつひとつがバラバラでは力にならないが、さまざまな市民力が連鎖して力になる。この本でまとめられている5つ以外にも市民力もあるはず、と私たちの力が求められている。桑名の市民力を表現する「桑名の千羽鶴」一枚の紙から数羽の連続した鶴を折る連鶴(桑名市無形文化財)が紹介され、巻末には「型紙」がおまけについている。 |
46 こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち 人が生きていくことってなんだろうか?自分のアタマで考えてみたくなる。タイトルは主人公シカノ氏が深夜の眠れない病室でバナナを食べたいと言った時、泊まりボランティアのある男がふと「思ってしまった」ことである。本文の付録となっている「注釈」が、著者の素朴な疑問が反映されていて興味深く読める。読み応えある文章だけでなく、掲載されている写真が素敵である。 |
47 ドイツ 人が主役のまちづくり ボランティア大国を支える市民活動 市民「市民協会」、地方自治「行政」、公共サービス「企業」が協働しているドイツの地域社会をレポート。例えば、カールスルーエ市のトランジットモール。路線が集中しているため、混雑時にはトラムの渋滞まで発生。死亡事故はこの20年でわずか2件。メインストリートのトラム地下化を中心とする都市総合再開発計画が2002年9月に住民投票によって賛成55.6%で実施へ。1996年の住民投票では3分の2の反対で否決。地下化によるメリット・デメリット、住民投票のしくみ、それまでのプロセスなど、が紹介されている。 |
48 理解から実践へ 日本の交通バリアフリー 2000年交通バリアフリー法が施行、2006年3月末で202市町村が基本構想を作成。日本各地での交通バリアフリーの取り組み、スムーズな移動を実現するための事例集である。駅ではエレベーター、バリアフリールート、駅ホームの安全策や安全システム、多目的トイレ。道路では、歩行空間確保、自転車対策、誘導ブロック整備、バス停。情報では、各種のサイン、移動支援。大規模結節点のトータルデザイン。地域の取り組みとして、市民参加、バリアフリーチェック、バリアフリー教室、など。図や写真でわかりやすく紹介されている。車いす体験をした人たちに是非読んでほしい。 |
49 <使い勝手>のデザイン学 |
50 ヒア・バイ・ライト(子どもの意見を聴く)の理念と手法 若者の自立支援と社会参画を進めるイギリスの取り組み ロジャー・ハートの参加のはしごは知っているが、子どもの参画にはほど遠い。「子どもの意見を聴くこと」の意味がまずわからない。第2部「ヒア・バイ・ライトの背景 イギリスの子ども施策と日本の現状」から読み進めよう。イギリスの子ども施策(Every Child Mattersどの子もみんな大切)があり、子どもの参画マニュアルとして行政向けにHbRは作られた。第2部第3章「座談会 日本における子ども・若者の参画の可能性」日本の子ども施策の現状についてはこちらを参照。 |
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