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101 当事者主体を貫く 不可能を可能に―重度障害者、地域移行への20年の軌跡 
編集:AJU自立の家
出版社:中央法規   
発行年月:2011年10月 
価格:2,600円
関連サイト:AJU出版物のご案内 http://www.aju-cil.com/book/booktop.php

AJU自立の家は事業体と運動体と両方を持っているため、常に二律背反な命題を突きつけられる。それでも皆で考え支え合い、内向きにならず外に向かって訴え、事業を拡大してきた。そうやって作り上げてた仕組みや仕掛けをどうやって次に引き継いでいくかが課題。どこの組織もそうなのだろうが、AJUはこれまでもこれからも突きつけられる命題に果敢に攻めていかなくてはいけないのだ。当事者性を持つ障害当事者を育てなくてはならないのだ。これからのために、地域で暮らす、働く、地域づくり、の3つの切り口でAJUの20年を検証する。こんなことも、こ〜んなこともあったのか、と読み応え有り。

102 コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる 
著者:山崎亮
出版社:学芸出版社 
発行年月:2011年5月 
価格:1,800円
関連サイト:studio-L http://www.studio-l.org/projects/index.html

コミュニティ=活動団体。50年前のコミュニティデザインとは違う。町や村を歩いても人と出会う確率が少ない、都会では人とのつながりが薄い、そこをつないで仕掛けるデザインをする。ハードのデザインとソフトのマネジメントが必要である。「世界のこどもと一緒に遊び場をつくり続けるプロジェクト」や「外部の視点で地域の魅力を発掘する探られる島プロジェクト」などプロジェクト名が素直に表現されてわかりやすい。コンサルタント、行政、まちづくり活動している者にとって、これだと感じる言葉が随所にある。

103 観光のユニバーサルデザイン 歴史都市と世界遺産のバリアフリー
著者:秋山哲男 他
出版社:学芸出版社 
発行年月:2010年4月 
価格:2,500円

本書は、交通の専門家が中心となって、観光におけるユニバーサルデザイン を語っている。歩行者空間のユニバーサルデザインにはじまり、自然の中の ユニバーサルデザイン、歴史遺産のユニバーサルデザインにまで広げて、考 え方を整理している。歴史遺産については「オーセンシティ(authenticity) =真実性」という言葉を使って、単にバリアフリー環境を整えることだけで なく、景観などの文化的価値を損なわず、より本物に近い環境でユニバーサ ルデザインの環境をいかに整えるかというところにまで言及している。

104 再び、立ち上がる! 河北新報社、東日本大震災の記録
著者:河北新報社編集局
出版社:筑摩書房 
発行年月:2012年2月 
価格:1,500円
関連サイト:3.11大震災 http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/rensai/index.htm
      被災地高校生からの復興 http://ameblo.jp/k-kouhukkou/

宮城、福島、岩手各地で自らも被災した記者が「生きてほしい」と取材した。河北新報の連載記事に、追加取材し、そのとき何が起こったのか、いま何が起きているのかをまとめた。86記事に約350人の人々が登場する。消えてしまった街を前にして、そのときに何をすべきか、職業、立場、年令にかかわらず、自分のできることを進んで行う人々。励まし合って前に進もうとする人々。辛い場面が多いが励まされるシーンも多い。新聞協会賞・菊池寛賞受賞。

105 驚きの介護民俗学(シリーズ ケアをひらく)
著者:六車由実(むぐるま・ゆみ)
出版社:医学書院 
発行年月:2012年3月 
価格:2,000 円

介護の現場では、利用者(介護される側)の言葉や行動から気持ちを察することが重要視される。民俗学の調査では、調査対象者(話者とよばれる)の言葉そのものを聞き逃さずに書き留めることに徹し、その言葉によって生活や文化を理解する。デイサービス利用者やホーム入所者からの聞き書きから認知症の問題行動にもその人なりの意味があることがわかってくる。介護・ケアの仕事が大好きだという筆者は、様々な人生に触れて、自分にはどんな老いがやってくるのか、とても楽しみだそうだ。

106 バリアフリー・コンフリクト 争われる身体と共生のゆくえ
著者:中村賢龍・福島智
出版社:東京大学出版会 
発行年月:2012年8月 
価格:2,900 円

バリアフリー・コンフリクト=バリアフリー化によって生み出される衝突や対立。(1)ある人にとってバリアフリーだが、別の人にとってはバリアになる。(2)バリアフリーの恩恵を受けられる人とそうでない人の不公平。(3)バリアフリー評価が立場によって対立する。(4)バリアフリー化よって生じる内的葛藤。(5)新しい技術・制度によって新たな問題が発生する。(6)人々の意識の変化によって生じる問題。などのことであるが、バリアフリーが持つ壁を乗り越えるための指標となり課題解決に向けた考え方やアイデアが提案されている。

107 地域主権時代の新しい公共 希望を拓くNPOと自治・協働改革
著者:今瀬政司
出版社:学芸出版社
発行年月:2011年12月 
価格:2,300円
関連サイト:市民活動情報センター http://sicnpo.jp/

「新しい公共」は鳩山政権下で提起された。市民の手から議員立法でNPO法がつくられたが、市民活動ではなく非営利という言葉が選択され、NPOの概念・活動がひろがり、NPOはこの20年で大衆化した。委託契約で行われる協働事業がNPOが本来もつ公益(社会的課題の解決という社会貢献)性をそがれている事など整理されていない課題は多い。真の新しい公共の推進に向けて、(1)市民的公共の自立的公益力の向上(2)行政的公共における体質改革を伴った構造改革(3)公共活動で必要な実行力、を提案している。

108 解説 子ども条例
著者:荒巻重人・喜多明人・半田勝久
出版社:三省堂
発行年月:2012年8月 
価格:2,000円

子ども条例は、大人主導の社会において子どもの権利を主体とし、おとな主導の子育て支援だけではなく、子どもへの直接的な支援、子どもが主体的に生きていける、子どもエンパワメントのため、の取り組みで、いじめ・暴力、虐待・体罰、不登校、障がいのある子、外国籍・多様な文化的背景を持つ子どもの問題などに対して、解決を図り、子どもの側に立った自己実現や成長発達を支援することが念頭に置かれる。子どもの参加、「子どもの責務」問題のあるなし、子どもオンブズパーソン、相談・救済制度、居場所づくり、子ども条例学習、子ども計画の策定、など子ども条例の規定に関わる内容について解説する。

109 「居住の権利」とくらし 東日本大震災復興をみすえて
編集代表:家正治(いえ・まさはる)
出版社:藤原書店
発行年月:2012年3月 
価格:2,400円

国際人権規約による「適切な居住に対する権利」略して「居住の権利」。この居住の権利について日本政府は基本的人権とする認識が希薄で、国民は自らの権利としての自覚に乏しい。第1部では、居住の権利を震災との関連で考察し、世界の居住に関する運動の歴史を紹介。第2部では、同和住宅明け渡し裁判、家賃値上げ反対運動、アファーマティブアクション、部落解放運動などの現場から事例報告により、居住の権利確立につながる問題点を検証している。

110 バリアフリーと地下空間
著者:後藤惠之輔、森正
出版社:電気書院
発行年月:2007年8月 
価格:3,200円
関連サイト:高齢者・身体障害者と地下街のバリアフリー 福岡市天神地下街を対象として http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00542/2006/11-0011.pdf
       アンケート方式による地下街災害時の意識・行動調査 http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00542/2006/11-0151.pdf

地下街についてバリアフリー実情を12カ所調査。福岡市天神地下街を対象にしたアンケートに基づき、身体障害者の非常時の避難について、障害者の特性、地下空間の特性を明らかにし、『ニューヨークワールドトレードセンターでの障害者の避難』記事を紹介、アイカメラ装着による視点計測実験で車いす使用者には見えにくい場所があることを解説し、障害者への配慮を含めた防災対策が必要。画竜点睛を欠くバリアフリー設備のために、「最後まで整備されないくらいなら全く配慮されていないよりも罪作り」と、整備されているが、あと少しという事例紹介もある。

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