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2 熊本道中記 −まちで見かけるいろいろなバリア−
SCENE1 飛行機搭乗編 橋本知佳
では、これから、名古屋空港から福岡空港まで車いすユーザーの私たちと、空の旅をご一緒に
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名古屋空港についてリフトタクシーから降りるところです。車いすの場合、空港までのアクセスが不便です。リフトカーやリフトタクシーは、車いすユーザーの強い味方です。制度を利用する場合、乗車回数や利用時間の制約があります。乗車料金を自己負担するのであれば、予約できればいつでも利用できますが、タクシー以上に料金がかかります。 |
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ロビーです。これから手続きをします。 |
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カウンター前。
車いすの位置からでは、カウンターは高〜い。 |
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カウンターが高いので、係りの人は車いすの側に来てくれます。にこやか過ぎる程の対応なので、ちょっととまどいますが。車いすの場合の搭乗について説明を聞いています。 |
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航空会社の車いすの用意ができました。
機内の狭い通路でも通れる構造になっています。手動車いすのユーザーも電動車いすのユーザーも乗り換えます。JALは色がグレーですね。
小寺(手前)が、「えぇぇ、もう、乗り換えるの? まだ、時間あるよぅ」と、逃げ回っていました。 |
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電動車いすは、バッテリーを積んでいます。バッテリーには湿式とドライ式の2タイプあり、湿式のバッテリーは、液漏れの危険があるため保管や管理が厳しくなります。バッテリーを外さないと飛行機に載せてもらえません。外し方の指示をしています。車いすユーザーはいろいろな準備があるので、空港へ早めに来ないといけません。電動車いすの場合は、1時間前にはついていないといけません。 |
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私たちの車いすが飛行機に載るための準備完了です。ここには、写っていませんが外
したバッテリーはボックスの中に入れられました。電動車いすのコントローラーはしっかり梱包されています。クッションや車いす、それぞれに、迷子にならないようにラベルが付けられています。このあと荷物室に運ばれていきます。 |
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「私たち」が運ばれているところです。
車いすユーザーは一般のお客さんが載る前に、飛行機に乗ります。 |
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搭乗口です。
写真ではよく見えませんが、機内の狭い通路を通るため車いすの車輪(後輪)を外し
ています。内側に小さな車輪がついているので動きます。
座席に移るため、アームレスト(肘掛け)も外します。 |
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機内です。
ものものしいフンイキですよね。
座席に移乗するときに、サポートが必要な場合があるので、このようについていてくれます。 |
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ホッと一息。
座席に座ることができました。
(私の車いすもこの飛行機にちゃんと、載ってるやろかと思っているのか、それとも、馬刺(熊本名物)は絶対食うぞ!と決意しているのか・・・) |
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JASの車いすです。
福岡空港に到着したときは、なぜかJASの車いすがお出迎えでした。(確認したところ、JALとJASは「統合」したのだそうですね。)座り心地が微妙に違います。JALに比べ後輪が小さいですね。 |
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車いすユーザーは最後に降ります。他のお客さんの姿がないですよね?
座席から車いすへ乗り移ります。彼女は、状態が安定しているので、自分で乗り移る
ことができます。車いすのアームレストがじゃまにならないように外してあります。 |
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機内、入り口のところです。
先程は見えなかったアームレストが見えますよね? |
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福岡に到着! 荷物室に積まれていた私たちの車いすもロビーに運ばれてきて・・・。自分の車いすを見るとホッとします。
右端のアイスボックスのようなケースの中にバッテリーが入れられています。ひとつ、ひとつ、梱包がとかれていきます。ラベルも取ります。
外したバッテリーを車いすの元の位置に戻したり、外してあったプラグを繋げます。
(ところで、あとからわかったのですが、私の電動車いすのバッテリーは湿式なのですが、シールド(密閉タイプ)のバッテリーで、中の液がこぼれない構造になっているため、バッテリーのプラグを外すだけでよかったのでした。同行のみなさんごめんなさい!) |
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※姿勢保持の難しい方は、できるだけ自分の車いすに乗っていたい!
要望すれば、搭乗口までは自分の車いすでいけるそうです。そのあとは、航空会社の車いすに乗り移るか、だっこになります。その場合は、特に電動車いすだと、バッテリーを外したり、外したものを荷造りしたりといった時間が必要になるので、前もって、しっかり、航空会社に伝えておく必要があります。 |
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■ひとまちネット紹介;間瀬正彦助教授より
1 はじめに、ちょっと皆さんにお聞きします
2 熊本道中記 −まちで見かけるいろいろなバリア− SCENE1 飛行機搭乗編
SCENE2 列車で移動編
SCENE3 熊本のまちと路面電車編
SCENE4 日本一のバリアフリー大学 熊本学園大学編
3 バリアフリーのまちづくりを考える
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