ワークショップの実施
人にやさしい街づくりアドバイザー(愛知県主催「人にやさしい街づくり連続講座」を修了した方)、車いす使用当事者として活動している方等々へワークショップの参加を呼びかけました。
【参加者】
参加のべ人数121名
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車いす使用者等(13名)
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手動車いす/電動車いす/杖使用
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障害の内容
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脊髄損傷、頸随損傷、関節リウマチ、筋ジス、脳性マヒ、片マヒ
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移動
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公共交通機関利用、自家用車運転
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車いす使用者以外の参加者(10名)
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設計士、都市計画コンサルタント、カラーコーディネーター、ヘルパー、元大学教授、視覚障害者
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2009年2月19日(現在)
施設の取材協力
バリアフリー情報の内容、表現の方法等を検討、整理していくためには、実際に施設を見学することが必要です。(株)日建設計の協力を得て、買い物や食事ができアクセスが便利な名古屋市内の栄周辺や名古屋駅周辺の見学に協力していただける施設が決まりました。
ワークショップによる検討経緯(2008年7月〜2009年3月)
・(1)仮フォーマットづくり
・(2)施設見学
・(3)考察・こだわり情報の整理
・(4)ホームページ試作版の提案
・(5)案内表示の提案
・(6)報告会

(1)仮フォーマット作成(2008年7月〜8月)
ワークショップやミニアンケートで、知りたい情報は何か、体験談や意見から、場所(施設)や内容を出してもらい検討しました。その結果、鉄道駅、商業施設、ホテル、飲食店など「施設用途別」と、トイレ、駐車場、エレベーターなどの様々な施設で共通する「共通項目」とに仕分けることができました。施設見学の準備として、ホームページに掲載する上で必要な内容、表現方法(写真、寸法、レイアウト図)等を仮の様式「仮フォーマット」として整理しました。
施設用途別
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鉄道駅、空港/競技場、ホール、劇場、映画館/百貨店、商業施設/ホテル/飲食店
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共通項目(どの施設でも共通する項目)
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駐車場/出入口/トイレ/エレベーター/歩道または駐車場からの建物の主な出入口までの通路/建物内の案内/ソフト面/その他
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(2)施設見学(2008年9月9日〜11月27日 11回)
三越名古屋栄店、名古屋ルーセントタワー、A商業施設と見学が決まりました。施設用途別では、百貨店、商業施設にあたります。B駐車場、飲食店も見学が決まりました。
そこで、各施設ごとにバリアフリー情報をつくる項目を分けました。見学時間は1施設1時間半ほど、車いす使用者2〜3名、全員で5〜6名です。追加取材はひとまち東海の担当者2名で行いました。
●A商業施設…主にトイレ
●B駐車場
●(株)名古屋三越栄店…出入口、通路、トイレ、エレベーター
●名古屋ルーセントタワー…出入口、通路(地下道)、トイレ、エレベーター、駐車場
●琉球ダイニングどなんち…飲食店(商業施設(ルーセントタワー2階)に入居している店舗)
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(3)考察・こだわり情報の整理(2008年7月〜12月)
車いす使用者等に使える使いやすいバリアフリー情報をつくるにあたり、手動車いす、電動車いすの寸法や回転寸法について、わたしたちも改めて調べました。また、この機会を活かし施設側に車いすとスペースの関係について知ってもらえればと。今後の活動の中で施設の方にお話ししていきたいと考えています。
・あなたの情報体験
・トイレ考察
・わたしたちのこだわり編
・車いすの情報
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(4)ホームページ試作版の提案(2008年9月〜2009年1月)
施設見学後、仮フォーマットに各施設のデータを入力、修正を行って、知りたい情報の優先順位を検討しました。「車いす使用者等に向けたバリアフリー情報」の構成、施設ホームページとの関係について検討しました。
各施設のホームページ試作版を持って施設へ出かけ説明会を行い、いろいろご意見をいただきました。
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(5)案内表示の提案(2008年12月〜2009年1月)
施設を訪れるときに、その施設の情報を確認する方法は、主に2つあります。ひとつはホームページ、もうひとつは施設内の案内表示です。目的地や行きたいところへスムーズに移動できるよう、施設内には案内表示が設置してあります。
そこで、施設を見学させていただいたときに、案内表示についても取材し、スムーズに売り場に行ける表示について、施設側に提案しました。
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(6)報告会
●報告会1(2009年2月18日)
施設見学にご協力いただいた(株)日建設計でミニ報告会。
●報告会2(2009年3月28日)
名古屋都市センターにて、わたしたちの取組みを広く知っていただけるよう、報告会開催。
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