ホームページの作成にあたって考えたこと
車いす使用者等が使いやすい情報をつくるため、こんなことを考えてつくりました。
情報は施設側のホームページ上へ
・その施設のバリアフリー情報であれば、その施設のホームページ上に
置いてあれば誰もが一番利用しやすい。
・施設ホームページのトップページの目立つところに「バリアフリー情
報」の項目があり、そこをクリックすれば、次に開いたページに「車
いす使用者等に向けたバリアフリー情報」が一目でわかるように掲載
されていると、あちこち探さなくてもよく、利用しやすい。
施設の状況をわかりやすく伝えるための工夫
・位置関係とスペースを確認しやすくするため、レイアウト図、寸法を
入れる。
・客観性のある情報を伝えるため、写真を掲載。
・コメントは主観が入る場合があるので簡潔に示す。
情報内容の信頼性
・誰がどのようにつくった情報かを入れる。
・更新日を入れる。
※ホームページは「事前に知らせたい情報」に限定した。
施設内で目的地や行きたいところへスムーズな移動については、施設内の「案内表示」でカバーする。
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わたしたちが提案するホームページの構成について
階層1 施設のトップページ
施設のトップページから「バリアフリー情報」のページへリンクできる
ようにする
(例、リンクボタンを作成する)


階層2 車いす使用者等に向けたバリアフリー情報のページ
・どの施設でも共通する項目についてワークショップを通じて整理し
車いす使用者等に向けたバリアフリー情報のページに来るようにし
た。
・知りたいという優先度の高いものから項目を並べた。
・各項目について、項目の有無、場所等を簡潔に示した。


バリアフリー情報のページ構成(どの施設でも共通する項目)
@ トイレ
A 駐車場
B アクセスできる出入口、通路、エレベーター
C インフォメーション(受付、案内所)
D サービス
※更新日 |
階層3 @〜Dの各項目のページ
○使いやすいホームページに向けた工夫
・クリック数が多いと(深層が深くなると)利用しにくくなるので、各
項目2回ぐらいのクリックですむように構成した。
・各項目について、ホームページを作成するための「フォーマット」を
準備した。各「フォーマット」の1ページめの内容は、「階層2バリ
アフリー情報のページ」に記載した。
・共通項目はどれでも @施設(機能)の有無 A場所 B詳細、写真、
図という構成にした。
例えば、トイレについて
1ページめ
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トイレがあるかないか、どの階にあるか
(階層2 バリアフリー情報のページに記載)
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2ページめ
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その階のどこにあるか
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3ページめ
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そのトイレがどうなっているか
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→各施設のページのフォーマット作成例はこちら
○バリアフリー情報のページに入れなかった項目
・「交通アクセス情報」は要望が高かったが、施設と事業者が異なるため
施設側がつくるということであれば、負担が大きくなると考えた。し
かし、施設側と車いす使用者とともにつくるのであれば可能になるか
もしれない。
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