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第6回 「障がい者と運動 −社会福祉の歴史−」
第6回は「障がい者の暮らしと運動の歴史」「視覚障がい者運動」などについて学びます。
日時:8月28日(土)13:00から17:00 会場:愛知県社会福祉会館3階 ボランティア学習室 |
★★「障がい者運動―社会福祉の歴史」★★
講師:大友昌子さん(中京大学)
講演内容
1,歴知的な知識と考え方
2,障がいを持つ人の暮らしとその変遷
3,障がいをもつ人々とその仲間たちの社会的運動
4,「障がい者と運動」−未来への戦略
障がいをもつ人の暮らしの変遷を産業社会の前(前近代・江戸期)と産業社会以後(近代から現代・明治以降)とに分けて歴史的視野でみた。
その上で、世界の動きとして、1950年代北欧のノーマライゼーションの思想、国連の国際障害者年(1981年)
、アメリカのADA法(1990年)と 、それらに対する日本の動きとして、「青い芝の会」(1957年〜)、仙台での第1回車いす市民全国集会(1972年)、愛知県での「愛知県重度障害者の生活をよくする会」(1973年)、障害者インターナショナル(DPI)の日本会議(1986年)などの変遷をみた。
未来への戦略として、「中央集権から地方分権へ」「世界−アジア−日本という視野の中での障がい者運動」「障がい者の第三世代の登場」にまとめた。
大友先生から社会福祉の歴史について学びました |
大友昌子さんのプロフィール 社会福祉の領域にかかわりをもつようになって30年以上が過ぎる。 |
★★「点字をめぐる視覚障がい者運動と成果」★★
講師:梅尾朱美さん(愛知視覚障害者協議会)
講義内容:
1,点字投票
2,教科書の点字版
3,点字の誓願署名
4,母子手帳
点字による投票が全国で最初に行われたのは実は名古屋で、大正デモクラシーの頃の普通選挙運動と連動していた。戦後になって教科書の点字版(1950年代)、点字の請願署名の有効性を求める運動(1960年代)と、運動が成果に結びついてきた。また、梅尾さんご自身が育児で苦労された体験を通して、母子手帳の点字版(1989年、名古屋市)がつくられたことも紹介された。
梅尾朱美さんのプロフィール
愛知視覚障害者協議会(愛視協)事務局長の活動を、結成以来33年間続けている。 |
梅尾さんから点字に関する運動について学びました |
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