ワークショップ「課題から提案へ
―グループワークのテーマと活動内容を決める―」
中間発表(1) →こちら
中間発表(2)→こちら
最終発表→こちら
これまではずっと講義を聴き知識を深め、グループで感想や意見を出し合い、人にやさしい街づくりのよいところや課題について話し合ってきました。いよいよグループワークが始まります。第10回のグループレポート発表に向け、9/16〜10/7はグループワーク期間「課題から提案へ」です。今回は、大切なグループワークの企画をつくります。 |
13:00 ワークショップ「課題から提案へ
―グループワークのテーマと活動内容を決める―」
コーディネーター:浅野 健(NPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海)

ステップ1からステップ2まで議論して、グループワークの企画をつくります。
<ステップ1:グループワークのテーマ、調査する動機を明確にしよう>
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グループワークのテーマとしたいことについて、各自で1つ考えます。
合わせて、なぜこのテーマを選んだのか、テーマに対する想いなどを発表します。
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討議により、テーマ及び調査をする動機・理由を明確にします。
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テーマ及び動機・理由、グループレポートで提案したいことを模造紙に書きます。
<ステップ2:テーマに基づき、調査内容・スケジュールを決めよう>
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ステップ1で設定したテーマから見えてくる課題を設定し、具体的な活動内容と最終的に何を提案したいのかを検討します。
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活動スケジュールと役割分担を検討します。
・ 調査内容と活動スケジュール、役割分担を模造紙に書きます
14:00 中間発表(1)
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1グループ2分以内で、討議の進み具合を報告します。
(以下、発表順に記載。テーマはその時点のもの。)
発表前の討議中 |
中間発表1 |
Cグループ
・ <視線>障害者、健常者の視線から考えた。
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STS(スペシャル・トランスポート・サービス)
・ 非常時の障害者の避難方法
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本当にバリアフリーか?(トイレが'物置'になってしまっていて使えない)
Dグループ
・ 聴覚障害について考える。
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講座の開会式のときに、いろいろな障害の中で聴覚障害が一番大変という話があった。
・ グループのメンバーに聴覚障害の人がいる。
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理解しにくい障害であり、コミュニケーションなどどう対応していくとよいのか。
Aグループ
・ 楽しい場とは何か。
・ 子ども、高齢者、障害者にとってはどうか。
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楽しい場があってこそまちづくり
・ 障害者が働ける場、高齢者が楽しく食事ができるファミリーレストランがあれば。
Bグループ
・ 人にやさしい人づくり
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ハード面の整備は進んできているが、ソフト面は遅れているよう。
・ 障害のある人などから話を聞いたり、体験を通して学ぶこと。
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学べる環境づくり
14:00 中間発表(1)
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1グループ2分以内で、討議の進み具合を報告します。
(以下、発表順に記載。テーマはその時点のもの。)
発表前の討議中 |
中間発表2 |
Bグループ
・ テーマ:「人にやさしい人づくり」
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社会がよくならないのはなぜか。
・ 福祉実践教室を調査し実態を把握する。
Aグループ
・ 生きがいを持てるような場―問題意識として「遊び」
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デイサービスにくる高齢者→楽しそうな顔をしていない
・ 子ども→遊びの場がない
・ 自分自身→遊んでいない
Dグループ
・ テーマ:「きこえないこと」
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聾(ろう)あと難聴は違う→違いを知ることは必要
・ 一番困ることは情報のバリア
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情報が入ってこないからコミュニケーションできない? 情報とコミュニケーションの関係
・ いろいろなマークや機器についても調べる。
Cグループ
・ テーマ:「犠牲の上に成り立つバリアフリー」
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例えば、車いすと点字ブロックの関係など、どちらかが支障をきたしている。
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グループメンバーの車いすの人と一緒に街を歩いて、お店に入って・・・、ドキュメンタリー風に。
・
他のグループから質問を受け付けます。
Aグループに質問:人にやさしい街づくりと遊びのつながりは?
回答:遊びによる人と人との交流と考えている。
すべてのグループへアドバイス:誰に対して提案していくのか意識して進めて欲しい。
16:20 最終発表
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1グループ4分以内で、テーマ、調査内容・スケジュールを報告します。
最終発表後、スタッフアドバイスに答える受講者さん |
スタッフからアドバイス |
Aグループ
・ テーマ:「遊びが人の心をつなぐ」
・
半田にある「むそう」では、ラーメンなどつくってお客さんにだしている。知的障害のある人はラーメンの水切りだけを専門にやっている。いわゆる「仕事」という感覚ではなく「遊び」という感覚なのでは。健常者と障害者をつなぐものは「遊びごころ」。
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認知症の人が昭和村など昔のものを見て元気になることがあるよう→調査する
・ アンケート実施(100名)
Bグループ
・ テーマ:「人にやさしい人づくり」
・
困っている人に手を貸せるようになるには。
・ 福祉実践教室調査→対象:学校、その他一般
Cグループ
・ テーマ:「何か変だぞ、このバリアフリー」
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トイレ中心に施設探訪(エリア:久屋大通)
・ グループは分かれ、視覚障害、聴覚障害の疑似体験も採り入れて。
Dグループ
・テーマ:「きこえないこと」
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一般の人にきこえないということはどのようなことか伝える。
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手伝いたくても外見から見分けがつかないのでバッジを付ける→差別になるということなので、手話ができる人がバッジを付ける。
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手話、口話、筆談・・・、できることでサポートする。
・ スタッフより、過去の経験からアドバイスを受けます。
Aグループへ
・ 「遊び」ということだが、今後、拡がりすぎるのか、絞り込むのが大変では。
・
質問:何がどんな風に変わるか・・・イメージは?
回答:「遊び」を活かして知的障害のある人など自立につながっていければ。
Bグループへ
・
(受講者から)実践教室に講師をしに行くが、講師は「きっかけ」をつくるだけ。そのあと、その取り組みをどうのばしていくか先生は研究して欲しい。
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調査するだけではなく提案して欲しい。
・ 実践教室など人にやさしいアドバイザーはどのように関わっているか。
Cグループへ
・
ハード面はよくなってきている。これからは五感に訴えるデザインについても重視して欲しい。
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8年前に「栄」の施設調査をした。グループは分かれて調査するということなので、基礎的項目は共有しておくこと。
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マップになるようなイメージを持った。使えるモノをつくって欲しい。
Dグループへ
・ 聴覚障害の項目は少ないが、人街条例を振り返ってみて欲しい。
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グループに当事者の人がいるということだが、もう少し、ヒアリングをしてみては。
回答:当事者の声を聞いたり、要望書を見ている。
全体へ
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今日はテーマだけではなく企画書をつくるということでした。これまでの10年間のグループレポートを参考にしてください。皆さん、がんばってください。 |