13:05 講義1:「福祉のまちづくりから、条例まで」
講師:星野広美さん(NPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海)
→こちら
14:35 <休 憩>
14:45 講義2:「ハートビル法・交通バリアフリー法と愛知県の人にやさしい街づくり条例、
そして、これから…」
講師:海田 肇さん(愛知県建設部建築担当局建築指導課)
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16:15 グループの時間
→こちら
16:40 後片づけ
16:50 終了
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今回から第7回まで、まちづくりの知識を学びます。プチワーク「街のいいもの探し」の期間もあります。第3回と第4回は「知る」です。
講義1:「福祉のまちづくりから、条例まで」
星野広美さん
(NPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海)

■仕組み
<条例を守る、護る 規制か?−本質か?>
〜1960年代
・ 障害のある人・子どもは家から出してもらえなかった→世間に存在を知らさない
・
街から離れた山の中の施設で生活させられていた
・
障害当事者グループ「青い芝の会」は、親子(障害のある子ども)無理心中の減刑嘆願運動に対し反対運動をするなど社会に対し要求・闘争を行った
・
障害のある人へのバス乗車拒否に対してバス占拠
1970年代
・ 「要求型・闘争型」とは違う取り組み「運動」が現れる
・
日本でパラリンピックが開催され、スポーツを楽しむ外国の障害のある人たち
・ 1973年
第1回車いす市民全国集会が仙台市で開催され、愛知からも当事者が参加
・ 電動車いすの存在、車いすで利用できるトイレがまちの中にあることを知る
・
全国的に見ても早い時期から名古屋市では当事者(愛知県重度障害者の生活をよくする会)が参加しマップづくり
1980年代
1981年
国際障害者年
国連・障害者の10年
アジア太平洋障害者の10年
ノーマライゼーション/バリアフリー/ユニバーサルデザイン
10年が経過し、何が変わったか?検証→あまり変わっていない
1973年「福祉のまちづくり」元年
福祉のまちづくり「要綱行政」の時代
要綱行政から条例へ(指針や要綱では効力が弱い)
1990年代
大阪府・兵庫県の「まちづくり条例」
愛知県の「人にやさしい街づくりの推進に関する条例」
→「条例はみんなで決めたものだからみんなで守ろう・護ろう」
・条例は憲法や法律で謳われている範囲内
・法律で書いてない「車いすトイレについて」条例で書けるのか?
1990年代
福祉のまちづくり運動→生活の権利要求
1994年「人にやさしい街づくりの推進に関する条例」
・100u超える建物は届け出
・罰金、施設名公表などの罰則なし
→「トイレは使えるように」というゆるやかな表記で届け出は多かった
・他県等では、500u、1000uの建物が対象だったため、届け出自体が少なかった
交通バリアフリー法、ハートビル法
→基準が示してあるだけなので、なかなか守られない
2000年代
・交通バリアフリー法、ハートビル法の改正
→「まちづくり条例」の改正
・2005年
人にやさしい街づくりの推進に関する条例改正
→対象となる建物の規模は100u以下まで拡大
・これまでは役所主導→さて、これからは・・・
講義2:「ハートビル法・交通バリアフリー法と愛知県の
人にやさしい街づくり条例、そして、これから…」
海田 肇さん(愛知県建設部建築担当局建築指導課)

T 人にやさしい街づくりの考え方
U 愛知県の人にやさしい街づくり施策
【人街条例制定後の動き】
○愛知2010計画(平成10年3月策定)
・2010年を目標年次とする愛知の地域づくりの基本指針
人にやさしく、思いやりのある地域社会の形成
人にやさしい生活環境の整備
○交通バリアフリー法(平成12年11月15日施行)
・新設駅・車両等のバリアフリー基準への適合義務
・駅周辺地域の整備を含む市町村基本構想の作成など
○21世紀あいち福祉ビジョン(平成13年3月策定)
・21世紀の初頭の10年間のあいちの福祉を展望
○ハートビル法の改正(平成15年4月1日施行)
・2000u以上の建築物のバリアフリー対応を義務化など
○人街条例の改正(平成17年7月1日施行)
・措置対象を100u以下の施設まで拡大
・ハートビル法との整合を図りつつ、整備基準の拡充
・ソフト面の規定の追加
○中部国際空港、愛知万博の取り組み(〜17年度)
・計画当初から利用者の意見を聞いて施設整備を実施
○ユニバーサルデザイン政策大綱(平成17年7月策定)
○バリアフリー新法(平成18年6月21日公布)
・ハートビル法と交通バリアフリー法を一つに統合・拡充
V 愛知県の人にやさしい街づくり条例
W 人にやさしい街づくり関係法令
X 参考資料
グループの時間
・各グループで、今日の講義の感想
・次回8月5日(土)までに行うプチワーク「街のいいもの探し」について説明
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