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2006年度 人にやさしい街づくりを提案する

第2回 車いすから見たまちの発見を共有する

とき:7月15日(土)13:00〜17:00
ところ:名古屋都市センター大研修室

【ステップ1】発見を交換する「名刺交換会」→こちら

【ステップ2】まちの問題を表現する「気づきマップ」づくり→こちら

【グループごとに「気づきマップ」発表→こちら

 

今回は、先日の車いす体験で気づいたまちの問題点をマップで表現しました。

コーディネーター:
星野広美さん(NPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海)
・ステップ1〜2を通じたワークショップについて説明。

13:00 はじまり

13:10 【ステップ1】 発見を交換する「名刺交換会」

・一人ひとりが第1回の「車いすでまちを体験する」の経験で、「気づいたこと」「感じたこと」から、キーワード4つを挙げます。「名刺」に一つずつ、氏名、キーワードを記入します。
・記入したポストイット4枚を名刺として、他の人と1枚ずつ交換します。キーワードを使って自己紹介します。計4人の人と名刺交換します。


名刺にキーワードを書いてくださ〜い」
  とコーディネーター星野広美さん

キーワード4つ、すぐ決まったかな?

名刺交換して自己紹介

名刺交換して自己紹介

14:20 【ステップ2】 まちの問題を表現する「気づきマップ」づくり

・グループでそれぞれが気づいたこと、感じたこと、他の人からもらった名刺を基に議論をし、模造紙に整理します。
・パンフレットや車いす体験の写真などを使って、まちの「気づきマップ」をつくります。マップは、「空間地図」だけではなく、「課題図」など、伝えるための構成を工夫します。


Aグループ

Bグループ

Cグループは隣の喫茶コーナーで、
   二班に分かれお茶を飲みながら優雅に検討中

Cグループ


Dグループ

15:40 グループごとに発表

・全体でグループごとに「気づきマップ」を発表します。発表後、質疑応答、全体のまとめをしました。


Aグループ

Bグループ

Cグループ

Cグループ 
発表中にポストイットを貼り足して工夫


Dグループ


Aグループ

Bグループ

Cグループ

Dグループ

Aグループ(行き先:熱田)
・ 金山まで地下鉄で行き、神宮まで名鉄を利用した(時間がなく熱田神宮の砂利道は体験できず)
・ 大勢だったので、お昼は、「ひつまぶし」と「マクドナルド」に分かれた
・ ポイントを「道路」「店」「人」「交通機関」の4つに分けた
・歩道は法律や規則があるが、片流れしていると車いすをこぐのはつらい
・表示はわかりづらい…エレベーターの位置や経路がわからない
・乗ったドアと反対のドアから出るタイプのエレベーターは乗った向きに出られるのでよかった
・エレベーターによっては狭さを感じ乗りづらかった
・エレベーターしか使えない人→優先順位
・スロープはあっても勾配がきついものもある
・長いスロープでは途中フラットなところが欲しい
・ルートの確認が必要

Bグループ(行き先:覚王山)
・ 坂が多かった
・ エレベーター探しに苦労するなど表示がわかりづらい
・ スロープがあっても勾配がきつい、長いものは使いづらい
・ 日泰寺参道のお店は小さい店が多く段差があり狭かったりしたが、お好み焼き屋さんでは、いすを移動してくれみんなで入れた
・ 今池駅はエスカレーターを昇降機代わりにするので、時間がかかった
・ 健常者と車いすの場合では「最短コース」は違うイメージを持った

Cグループ(行き先:星ヶ丘)
・ テーマは「目・視線」
・ 車いすに乗ってみると「視線」が下がった
・ 車いすを使って生活するという立場を経験
・ 「見られる側」⇔「見る側」
見られる側→恥ずかしいと感じたか感じなかったか
見る側→偏見、かわいそう、無関心、年代差
⇒物理的、精神的ストレス
○ 両者の温度差を解消していく必要がある
○ 命の大切さ→ひとまちアドバイザーに伝えていこう  

Dグループ(行き先:中村公園)
・ 乗り換えに時間がかかった
・ 砂利道は大変
・ 舗装がしてあっても走行しづらいところがある
・ 点字ブロックの凹凸は車いすでいくとつらかった
・ 自転車がじゃま
・ 地下鉄エレベーターがホームの端にある
○改善策→・歩道の駐輪禁止
・エレベーターをもっと設置する必要
・サインを増やす
・利用者が情報収集する必要はあるが、情報提供する側も努力してほしい
○現状を考える→・気軽に手助けを申し出られるように慣れる
・困ったときや心配なときは遠慮せず助けを求める

☆まとめ
・ 発表時間を守ろう
・ 限られた時間を有効に使おう(だんどり)
・ 基本的事項は忘れずに書く・話すこと
・ 言いたいことは何かがわかるようにしよう

☆講座終了後、サポーターのみなさんにグループの様子を聞きました。

Aグループ
この講座ではじめてのグループ討議。
前回の車いす体験を思い出しながら意見交換をしました。
限られた時間の中で、みんなが意見を出し→討議の結果を整理し→発表するというプロセスに苦戦しながらも、何とか模造紙に書き出し、発表もできました。

Bグループ
視点の高さに違いを感じたり、ボタンや、商品が高く手が届かないという状況、思っていたより平坦な場所がすくないなど、「実際に体験してみることが大切」など、多くの意見が出て、模造紙にポストイット+写真をどんどん貼っていきました。
行程をわかりやすく表現でき、メンバーそれぞれが感じたこと、気づいたことを中心に、メンバーそれぞれのことばで発表をすることができました。
伝えたいことがたくさんあったので、論点が若干ひろがってしまったことと、時間内に「伝える」ことに課題が残りました。
車いす体験の行程を「たのしめた」こと、「覚王山というまち」のおもしろさを垣間見ることができた、ということは、表現できていたのでないかと思います。

Cグループ
隣の喫茶コーナーで二班に分かれ、作業。車いす体験レポートをまとめる、ステップ1で伝えた4つと、受け取った4つの報告を整理しまとめる。双方の班のまとめを聞いて、意見交換の結果、テーマは「視点・視線」に決定!!

Dグループ
各人の思いは先行するがなかなか前に進まない。
時間経過の中で、受講者の「カード(交換した名刺)とレポートがあるから、これからくみ取れることをまとめよう」という発言から、
カード類型化チームとレポート読みとりチームに分かれて作業開始。
作業終了後、レポートの内容を類型化したカードに足し込み。
「道」と「地下鉄」に大きく類型化できそうだとなり、一人がB紙のレイアウト案を提示し、それに従って全員が作業に取り組み、何とか時間までに完成できた。

コンテンツ

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