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提案・研究会

トップページ提案・研究会愛知のひとまちを良くしたいWS2愛知の「ひとまち」を良くしたいワークショップ その2 お知らせ

愛知の「ひとまち」を良くしたいワークショップ その2を始めました 

 愛知県の人にやさしい街づくりの推進に関する条例と規則が改正され、施行されています。今回の改正では、条例の対象施設の範囲拡大や、整備基準の整理に加えて、望ましい基準、高齢者・障害者等の意見聴取、適合証交付施設の公表の規定も追加されています。
  この改正過程で、2003年8月から翌2004年1月まで、13回にわたって愛知の「ひとまち」を良くしたいワークショップを開催し、2回、提案書を提出しました。その記録は、「愛知の「ひとまち」を良くしたいワークショップと提案の記録」としてまとめています。
  このワークショップと提案という一連の取組みは、多くの「普通の」市民が、難解な条例を読み解き、改正について提案をするという、この地域では異例の取組みでした。

 さて、1月5日の中日新聞の「バリアフリーへ利用者の声届け 愛知県が民間施設でも推進」という記事、ご覧になりましたか。
  昨年の12月26日に開催された愛知県の「人にやさしい街づくり推進委員会」で提案された内容です。改正された条例第11条第2項に基づく「望ましい基準」づくりや、第11条の2に基づく「高齢者、障害者等の意見の聴取」のための仕組みづくりを検討していく、というものです。
  そこで、この2つの事柄について、特に、後者について提案していきたいと思っています。そのために、ワークショップを開催しようと考えていました。
  改正条例第11条の2には、整備基準(条例で定めている基準)に適合させるための措置について意見を聴く、ということが決められています。その対象は、「県が新築するもの」で、「2,000m2以上
のもの」に限られています。対象は、当然、広げるべきですし、そもそも、条例に基づいて意見を聴くのではなく、様々な場面での利用者の意見反映がされるべきでしょう。
  施設をつくることに関わる建築技術者等の専門家が知識と経験を持つことと同時に、利用者の意見反映を進める立場での代弁者、中間ユーザー、利用者と事業者・専門家との調整役…そうした人たちを「専門職能」として確立していくべきでしょう。
  図面が読める車いすユーザーとか、正確に意見を表明し伝える能力を持った利用者とか、素人にわかるように計画を説明できる建築設計者とか、そういう「学習」「教育」が必要でしょう。そして、調整役には、ものづくりの専門教育とは違った「調整役」としての能力教育が必要で、そこには、人としての素養が重要だろうと思います。

 そんなことを考えているところへ、先日来の東横インの不正改造と、言語道断の社長発言の報道です。こうしたことは、これまでもしばしば繰り返されて来ていましたが、なかなか表立っては取り上
げられませんでした。今回は、たまたま、一連の姉歯の偽装報道の最中だったので、あわせてマスコミが取り上げたのでしょう。東横インの社長発言に象徴されるような考え方が存在していることが改めて表に出るにつけても、このワークショップのような取り組みが必要だと、強く感じています。

 今後、節目毎に、提案をまとめていこうと考えていますが、夏頃までに、1回めの「提案」をまとめる予定です。

 まずは、改正条例の学習から…ということで、「愛知県の新しい「人にやさしい街づくりの推進に関する条例と規則」を知る」というテーマで、2月6日(月)の夜、1回めのワークショップを開催しました。条例改正を担当された蔭山寿さん(愛知県建築指導課)他から改正条例についてお話ししていただき、あれこれの質問や意見を交わしました。
  続いて、2回めのご案内です。「人にやさしい街づくり推進委員会」では、望ましい基準の検討が始まりました。その動きについて、愛知県建築指導課の担当されている方にお話しいただく予定です。
また、利用者の意見反映については、愛知県内でも、行政の仕組みとして、あるいは、個別の場面で、いくつかの取り組みがされてきています。今回は、西尾市役所の建替計画のケースのレポートをしていただく予定です。


=== 愛知の「ひとまち」を良くしたいワークショップ その2   2回めのご案内 ===
■と き:3月6日(月)夜7時〜9時
■ところ:あいちNPO交流プラザの会議室A
(地下鉄名城線市役所駅下車 愛知県東大手庁舎1階)
■テーマ:1.望ましい基準を考える
     2.意見反映の試み−西尾のケース−を覧る

■参加費:1000円/回
資料準備等の都合がありますので、できれば、予めご連絡いただけるといいのですが、当日、直接会場へお越しいただいてもかまいません。

■開催&運営主体:ワークショップの呼びかけ人一同
(2006年2月1日現在)
岡本嘉久一(公共の色彩を考える会 理事)
鬼頭 弘子(ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海 事務局長)
小寺 岸子(武豊町議会議員)
星野 広美(人にやさしい街づくり情報ターミナル 代表幹事)

■事務局:
特定非営利活動法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海
  名古屋市守山区森宮町100番地
  電話・FAX:052−792−1156
  E−mail:

※「愛知の「ひとまち」を良くしたいワークショップと提案の記録」
発行:ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海
頒価:1冊1,000円

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