本文へスキップ

提案・研究会

トップページ提案・研究会愛知のひとまちを良くしたいWS>よびかけ文

愛知の「ひとまち」を良くしたいワークショップの呼びかけ20030803

 長い梅雨が明けると、暑い夏本番ですね。お元気ですか?
 さて、早速本題です、「人にやさしい街づくり」のことです。
 愛知県が「人にやさしい街づくりの推進に関する条例」を制定したのが、1994年10月、全面施行されたのが、1995年4月。以来、街の中でつくられる施設は、かなり「いいもの」になってきました。また、人々の意識も大きく変化をみせ、街に出ると、しばしば「やさしさ」を実感する場面に出会うようになりました。
 これは、時代の流れということもあるのでしょうが、ここまで大きく変わったのは、条例をベースにした一連の仕組みとプロジェクトの成果でしょう。
 当事者参加型での市町村計画づくり、モデル地区での施設改善、保健・医療・福祉・設計・施工の専門家集団からなる住宅リフォームヘルパーチーム、各地で行われてきた地域セミナー、人にやさしい街づくり連続講座での担い手づくり、連続講座の受講者を始めとする多くの人たちがかかわっての多様な活動、そして、当事者自身が中心となっての地道で継続的な社会に向けた活動・・・と、市民、行政、企業、そして、専門家がそれぞれの持ち場で、あるいは、相互に協働連携して進めてきた成果でしょう。
 ところで、今、県は、「人にやさしい街づくりの推進に関する条例検討委員会」を始めています。これは、ハートビル法の改正・交通バリアフリー法の制定がされたことや、数年を経て状況が変化してきていることから、条例を改正しようという意図の会議です。会議開催の都度、新聞記事になったりするので、ご記憶の方もみえるかもしれません。
 しかしながら、そこには、かつて、条例を制定するときに進められた多様な形でのリサーチや参加・・・というものが見えてきません。制定時に比べ、飛躍的に関わる人たちが広がってきているにもかかわらず、旧来型の「検討委員会」に終わる可能性があります。
 そこで、私たちは、改めて条例を読み返し、条例の制定過程を振り返り、これまでの条例の成果を知り、条例につながる国を始めとする各地の制度を知り、また、この地域でそれがどう展開しているかを知り、その上で、これまでの実績を評価し、また、条例が当初から積み残してきた課題や、この間の進展の中で浮かび上がってきた課題についてテーマ毎に議論し、12月を目途に、提言としてまとめていきたいと考えています。
 進め方は、現時点では、とりあえず以下のように考えていますが、進めながら、よりよい形を工夫していきたいと思います。
 これまでにこのプロジェクトに関わって来た方々、人にやさしい街づくりアドバイザーの方々には、是非、ワークショップに参加していただき、これまでの地域での活動経験を反映していただきたいと期待しています。また、これを機会にこのプロジェクトに積極的に関わっていこうという方々、是非、一緒に、考え、行動しましょう。
政策提言という、ものづくり、ことづくり、そして、仕組みづくりの最も基本的な事柄に関わる機会ですし、この時期にしかできないワークショップになると考え、主体的な参加を呼びかけさせていただきます。


=== 愛知の「ひとまち」を良くしたいワークショップの概要 ===
■期間:12月まで。ほぼ隔週に開催。平日の夜を予定。
■場所:あいちNPO交流プラザ、AJU自立の家 など
    いくつかの会場を交互に使用することで参加層を増やしていきたいです。
    障害を持った人もアクセスしやすく、使用できる会場を、と考えています。
■イメージ:各回毎にテーマを決め、リポートと討論という形のワークショップ。


テーマ案として、

条例を読む、条例の制定過程、ハートビル法・交通バリアフリー法の実際、条例や取り組みの成果、施策の展開の方法、
    「すべての・・・」、特定と不特定、住宅、就労と事業所、既存施設・既存部分の扱い、
    条例とマニュアル、手すりの高さ等のディティールの扱い、条例の義務付けと罰則    など。
 期間の前半はテーマリポートを中心にして勉強会、後半はテーマ毎のディスカッションを中心に、と考えています。
 ワークショップは、各回毎にテーマを設定するので、必ずしも継続参加を強制する
ものではありません。ただし、コアメンバーは確保したいと考えています。
 開催案内は、メールを基本とします。そこから各自適宜広げてください。

■参加費:資料代等として、1000円/回程度


=== 愛知の「ひとまち」を良くしたいワークショップ 1回めのご案内 ===
■と き:8月19日(火)夜6時半〜8時半
■ところ:AJU自立の家サマリアハウス(名古屋市昭和区恵方町2−15)
■テーマ:愛知県の「人にやさしい街づくりの推進に関する条例」を読む


=== 愛知の「ひとまち」を良くしたいワークショップ 2回めのご案内 ===
■と き:8月28日(木)夜6時半〜8時半
■ところ:あいちNPO交流プラザ(名古屋市中区三の丸3−2−1 東大手庁舎1階)
■テーマ:「人にやさしい街づくりの推進に関する条例」の制定に至るまでの愛知の運動と、街の設えの変化

■当日、直接会場へお越しいただいてもかまいませんが、資料準備・軽食準備の都合がありますので、できれば、予めご連絡ください。


■事務局:特定非営利活動法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海
       名古屋市守山区森宮町100番地
       電話・FAX:052−792−1156
       E−mail:
      愛知県重度障害者の生活をよくする会
       名古屋市昭和区恵方町2−5 相馬ハウス内
       FAX:052−852−4810(森あて)


■開催&運営主体:ワークショップの呼びかけ人一同
    井谷  徹(名古屋市立大学大学院医学研究科 教授)
    加藤 幸雄(幸設計室主宰)
    小寺 岸子(武豊町議会議員)
    斎籐まこと(名古屋市議会議員)
    曽田 忠宏(特定非営利活動法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海 理事長)
    城  憲秀(名古屋市立大学大学院医学研究科 教授)
    戸枝 陽基(特定非営利活動法人ふわり 理事長)
    中 祐一郎(名古屋女子大学家政学部 教授)
    星野 広美(人にやさしい街づくり情報ターミナル 代表幹事)
    森  美親(愛知県重度障害者の生活をよくする会 代表)
    山田 昭義(社会福祉法人AJU自立の家 常務理事)
    山本 拓哉(特定非営利活動法人東三河ハートネット 副理事長)

コンテンツ

バナースペース

特定非営利活動法人
ひとにやさしいまちづくり
ネットワーク・東海

〒463-0096
名古屋市守山区森宮町100番地

TEL/FAX 052-792-1156
Eメール hitomachiあっとまーくnpo-jp.net
(迷惑メール対策のため@をあっとまーくに変えてあります)