●事業のねらい  
 瀬戸市でまち歩きワークショップを実施することによって、既存の地域資源と新たに発見した地域資源を含めてまちの魅力を評価・検証し、まるっとミュージアム事業を中心とする今後の活動を検討すること。
●取り組み体制  

地元のおもてなしボランティアのコアスタッフの方々、長久手町、愛知県との協働により事業を実施。

 

●スケジュール  
日時
会議名
場所
主な内容
2006.1.13
ワークショップ準備会

パルティせと

・事業の説明
・万博活動などを通じたまちの現段階の評価(意見交換)


2006.1.26
ワークショップ企画会議
パルティせと

・ワークショップの企画づくり
2006.2.11
まち歩きワークショップ
パルティせと及び市内4地区

・パルティせとを起点に、市内4地区をまち歩き
・まち歩きの結果のまとめ

2006.3.11
まとめのワークショップ
パルティせと

・まち歩きの成果を今後に活かすための検討



●まち歩きワークショップ
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日時: 2006年2月11日(土)午前10時〜午後5時 
場所: パルティせと4階 大会議室(尾張瀬戸駅すぐ)
参加者:36名(コーディネーター1、おもてなしボランティア10、県1、NPO4含む)

 

まち歩きワークショップの方法
 前半:4つのエリアで10人ずつのグループとなってまち歩きを実施。
     各エリアとも、おもてなしボランティアコアスタッフが案内をした。
 後半:NPOのスタッフの進行により、グループごとにまとめのワークを行い、最後に発表した。

まち歩きワークショップのようす

A瀬戸川北側エリア

B瀬戸川南側エリア 

C洞周辺エリア

D赤津エリア

まち歩きの結果の概要

エリア
A瀬戸川北側エリア
陶の路
B瀬戸川南側エリア
宝さがしの路!!
C洞周辺エリア
洞から一里塚へ
D赤津エリア
赤津まとめ
観光資源 ・椋(むく)の大木
・陶の路(北)
・エンゴロの道
・窯神神社〜無風庵
・グランドキャニオン
・狛犬200円
・食事所−窯のひろば(いろり風)、しずか、魚かね、タウン
・やきもの橋めぐり−宮前橋、神明橋、宮脇橋、東橋

星くず(のごとくある宝)
招き猫、案内看板、鬼 瓦、おいなりさん、川村屋の欄間・看板・すだれ,、鉄製の鳥・クラシックカー・ひつじの置物、石うす、鬼板、おすすめのお店、陶の路、せとしんのP、新世紀工芸館、井戸があります(使えます)、市の公園(広場)トイレがgood、五目(ごも)・うなぎ  

・陶祖公園 六角柱
・宝泉寺 鐘楼にも天女の絵 あめんぼう おたよさん
・窯垣の小径
・資料館 89歳のお父さ ん
・街道
・なごみの平等庵 
・中山の森
・一里塚本業窯 瀬戸の昔のたたずまい
・さつやのコロッケ70 円
発見!!よかったところ
・資源の宝庫
・珍々山−かくれた名山 −
・赤津瓦 素材の再発見
・街角ギャラリーの演出
・窯元のご主人が親切
・隠れた遺跡→小長曽古窯(こながそこよう)跡

特徴・
課題

・階段があり坂道もきついが、地域にはすばらしいものやいい道が残っている。これらをつなげて全体を陶の路に。
<課題>
・(瀬戸川にかかる)橋も魅力だが、道路を渡らねばならず危険。
・車いすの方や高齢者のアプローチを考えなければならない。
・全体を通して案内板の整備が必要。

<ちょっと課題>
・バリアはほとんどなかったが、低い目線でも説明、案内がわかりやすいともっと良い。 
・何か企画をしてリピーターを増やす努力を。
・見るところが集約され、他のところへ行かなくなる。

・ちょっとしたものを展示するお宅がもう少し増える窯垣の小径がもっと魅力的になる。
・洞町へ向かう時は食べるところがほとんどないので、お弁当を持参されることをおすすめする。

<よかったところ>
・赤津焼会館の一角に霞仙陶苑の登り窯、市内を一望できる珍々山。
・雲興寺の屋根は赤津瓦。
・街角ギャラリーという看板が至る所にある。
・小長曽古窯(こながそこよう)跡。
<課題>
・とにかくマイカーでなければ行けない。
・赤津焼を看板として活用、はっきりと赤津焼きと書くべき。


総括
・瀬戸には魅力があちこちにゴロゴロしているが、もう少し何とかならないかというのがみなさんの総意。
・ふらっと訪れた時にまずどこに訪れたらよいのかがわかりにくい。マップをつくったり、まるっとミュージアムによって街角ギャラリーがそこかしこにあるなど、様々な取り組みをしてきているはずなのに、まだわかりにくい。市の方の取組みももちろん必要だが、市民の方々もおもてなしができると良い。


 
 
  ●まとめのワークショップ
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日時: 2006年3月11日(土)午後1時〜午後5時 
場所: パルティせと4階 大会議室
参加者:26(コーディネーター1、おもてなしボランティア6、県1、
瀬戸市5、NPO5含む)

テーマ:私が瀬戸を訪れた人々を案内する時の課題は...

まとめの概要

テーマ
多様なニーズにこたえる
「ガイドブック」
ルートづくり
→情報発信が話題の中心に
サイン・看板・案内板
具体的な提案


・愛知県陶磁器工業組合では、SAMS(S−瀬戸、A−赤津、M−水野、S−品野)という言葉を使っている。これらの地域で、写真などを使って目でみてわかるように情報を整理する必要がある。
・常に新しい情報に刷新するため紙だけでなくインターネットや携帯に情報発信する必要がある。
・ガイドブックだけではわかりにくいので、ガイドボランティアと連携が必要である。



・バスの本数が少ないなら、バス待ちの間のちょっとした観光ができるとよい。市外の人向けには、藤が丘から瀬戸までの路線バスの案内放送や藤が丘駅に瀬戸の情報を掲載するなど、働きかけることも必要。
・「陶の路」は、それぞれ名前がつけられ整備されているが、どんな魅力があるかわからない。
・中心部に比べて、周辺の赤津、水野、品野のパンフレットは密度が薄い。
・瀬戸市外の人は、まず定光寺に来るという声が多かった。例えば来訪者が多い定光寺で市内観光スポットのパンフレットを置く、といったような来訪者の視点に立った情報発信が必要ではないか。
→市内の人と市外の人との意識のギャップがあるかもしれない。



・看板は徐々に整備されつつある。今ある看板を活用して、不足しているところに補っていけばよいのではないか。
・看板を整備する際、デザインはそれぞれの「地域らしさ」を出していけばよい。やきものだけに固執することなく、自然に囲まれたところでは木や花を使えば「地域らしさ」を出せるのでは。
・市外の人は自動車、電車、バスなど、様々な手段を使って瀬戸に来られるので、誰が何の目的で来るか、など配慮する必要がある。
・根本は人のコミュニケーションが大事。「(昔の、今の)看板娘」がいる店ややきものの知識を話してもらえるを増やしたり、まちなかで見られる「椋の木」についても由来を紹介するなど、できることはいろいろある。


総括
・結局のところどのテーマも「取り組みはこれから」ということを再認識させられた。
・来訪者と瀬戸の人とのコミュニケーションが大事で、瀬戸の全部は案内できなくても、店の人、作陶の人などがちょっとした案内をすることで、さらに多くの人に瀬戸のよさが伝わるのではないか。
  ●ワークショップの成果  
 
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当事業は、内閣府の平成17年度市民活動団体等総合支援事業により実施しました